2度めの参加
vimconf2019に参加した、去年に引き続き連続での参加であり、今回はearlybirdチケットだったので、ちょっとお安く参加できた。知人の学生さんの、参加したかったという感想を見たので、学生割引があればなぁと思いつつ入場。
印象に残ったこと
個々の発表、その内容についての技術的な感想はそんなにない。内容が素晴らしいのは前提だ。発表のあいだ「おぉぅ」とか「へー」とか「マジか」などと驚いてばかりだったため、メモがそんなに残ってないのだ。
vimの思想面
印象に残ったのは、それぞれの開発者の思想だ。
当たり前だけれど、生きている人間が考え抜いてコードを書いているということを、自分はついつい忘れてしまう。当たり前のことすら思い至らなくなっていることが、vimconfに参加すると再確認できる。しかも、今回は普段お世話になりまくっているLSPやneovimの開発者が、なにをしているのか、これからなにをしようとしているのかを語ってくれるのだ。ありがたいを通り越して、オラクルと呼んだほうが良ぶべきであろう(大嘘)。
Prabir Shresthaさんは一貫性というキーワードをことあるごとに使い、スピーチを通してLSPの思想が伝わってきた。熱量のある語りから、明快でブレのない世界観があるのだとわかった。
Justin M. Keyesさんはレガシーの氷面下には価値がある、vimの最大化、keystroke-driven、50%の完成度だから成長モデルになる、といった個人的パワーワードを連発した。氷山の一角の絵を使ったりと、巨人の肩に乗ることの意義を説いてくれた。意外だった。neovimは新しいものをもりもり導入して、過去を顧みないという印象があったのが覆された。物静かな語りの背後に膨大な熟考があるのだとわかった。
偉大なものを作っている人間に思想がないわけがない、作られたものはその体現なのだという、普通のことを再認識できた。
しゅごい。
AfterParty
ワインを飲みまくっていたため、ほとんど人と話すことができなかった。前回はmattnさんにめっちゃ失礼なことを言った後悔しかなかったため、これでよかったのかもしれない(酔っ払っていた&去年のことなので内容は覚えていないが、とにかく帰宅後に家で転がっていたことだけを覚えている)。中年なのでそろそろやらかしから卒業したい。できる感じがしない( ;´。 `;)
今回は、sleahck.vimの作者higashiさんとお話しできた。というのも、slackのリマインダをvimから使いたいという思いがあったので、質問したいという欲望むきだしの動機である(すみません)。vim-jp.slackで質問したことを覚えてくださっており、いろいろ話を聞かせてくれた。ありがとうございます。
まとめ
今回のvimconfも興奮があり、笑い(ドラ)があり、熱量のあるイベントだった。
運営の皆様、本当にお疲れまでした。ありがとうございます。鮭とばおいしかったです。