某所で購入の参考にしたいという話があったので、自分の使い勝手の整理がてらレビュー。
前提
- 初めての独立型Bluetoothイヤフォン
- 使用期間2週間ほど
- 貧乏耳(音質とかわかりません)
- ノイズキャンセリングがないと生きていけない
- 使っていた(いる)イヤフォン・ヘッドフォン
- 自宅ではWH-1000XM3
- 外出時はAmazonで売っていた10000円ほどのネックバンド式のノイズキャンセリングイヤフォン(けっこう気に入っていた)
使用環境
- 通勤(1時間、うち10分くらいのトンネル移動を含む)
- プライベートの外出時はずっと装着している
- ノイズキャンセリングをオンにしっぱなし
- 微調整は専用アプリ任せ
スペックおさらい
- 充電時間 約1.5時間
- 充電方法 USB充電(ケース使用)
- 電池持続時間(連続音声再生時間) 最大6時間(NC ON)/最大8時間(NC OFF)
- 電池持続時間(連続通話時間) 最大4時間(NC ON)/最大4.5時間(NC OFF)
- 電池持続時間(待受時間) 最大9時間(NC ON)/最大15時間(NC OFF)
最初に結論——WF-1000XM3は買いか?
■使い勝手とノイズキャンセリングのバランス重視なら買い
独立型Bluetoothヘッドフォンの使い勝手と、強力なノイズキャンセリングを両立させたい、次に買うものに迷っているのならオススメ。
■ノイズキャンセリング重視ならWH-1000MX3にしたほうが良い
オーバーヘッド型と比較してはいけないのかもしれないけれど、わかりやすく性能が違う。
ノイズキャンセリングを最優先に求めるのであればWF-1000XM3は期待に添えない感がある。
■完全独立イヤフォンであることを重視するなら別の機種で良い
調べた範囲だとUIはAirPodのほうが使いやすく、Mac機器との連携も優秀そう。
もしくは、売れ線の商品であるためコストパフォーマンスの良さそうな製品がいくらでもある。WF-1000MX3に固執する必要はないかと。
■コストパフォーマンスはお値段相当
上記の利便性が感じられないなら不要。
高価格帯のBluetoothヘッドフォンを使っている人だと、劇的な変化はないと思う。
買って損したとは思わないけれど、自分の場合だと、お値段以上ではなかった。
以下詳細。
いいところ
■独立型イヤフォンめっちゃ便利
使うようになるまでは、正直なところAirPodを『そんなに便利なのかな』と思っていたので、独立型であるところにメリットを感じていなかった。
購入目的はBluetoothでの強力なノイズキャンセリング機能、この一点だった。
が。
使ってみて手のひらを返した。
ケースから取り出して耳に装着するだけ電源が入ってBluetoothに接続できるの超便利。
今までは、ネックバンド式のヘッドセットを首にかける→イヤフォンを耳に装着する→電源押しっぱなしでスイッチオン→しばし待つ→Bluetooth接続というステップが必要だった。
それが、 ケースから取り出して装着、以上 になる気軽さは劇的だった。
喉が弱いため365日マスクをしているという特殊な環境の話ではあるけれど、コードがなくなったことで、今まではマスクを外す→ヘッドフォンを外すというプロセスが省略されたのもうれしい。
■ノイズキャンセリングはまずまず(期待したほどではなかった)
なによりも期待していたノイズキャンセリング機能だけれど、期待通りだった。期待以上ではなかった。
WH-1000XM3の静けさを知ってしまっていることもあり、『まぁこんなところか』以上の感想がなかった。同時に、今まで使っていた1万円のノイズキャンセリングフォンが、かなりの性能であることが判明した。
面白かったのがノイズキャンセリングの効き味と言えばいいのか、どこの音をカットするかが異なっていることだった。
今まで使っていたイヤフォンのノイズキャンセリングは、すべての音をカットする。
WH-1000XM3は、音声の部分は聞き取りしやすくしつつ音をカットしている、という感じだ。
どちらのノイズキャンセリングの効き味が良いかは好みぽいため、WH-1000XM3は とにかく静かになってほしい という期待とはズレていたため、評価が辛めになってしまった。
アレなところ
■ぽろぽろ落っことす(複数敗)
最初のうちは1日に2回は落としていたと思う。頭がかゆくなって手を伸ばしたり、ストラップで首にぶら下げた会社のカードキーをはずそうとしたときストラップに引っかかったり、マスクを外したり飲み物を飲むためマスクをずらしたときなど、ぽろっぽろぽろっぽろ耳から外れる( ;´。 `;)
■イヤーピースで対策
マニュアルにもフィットするイヤーピースが決まるまでフィッティングしなさいとあったけれど、自分の耳に合うものがなかった。
で。行き着いたのはコンプライの独立式イヤフォンの充電ケースでも使えるイヤーピースTG-200。こちらを1サイズ大きいLサイズにしたところ、外れにくくなった(外れないわけではない)。が、これでも左耳はまだ外れやすい(耳の穴が左右で違う模様。別の対策をしたいところ)。
■電池が短い
今まで使っていたヘッドセットさん、バッテリーが10時間もつため家を出てから会社の休憩時間(14時くらい)までバッテリー切れすることがなかったのだけれど、WH-1000MX3は中途半端な時間に 『バッテリーロゥ(巻き舌)』 と言われるので、ちょっとイラっとくる。ノイズキャンセリングをオンにしているので、余計に時間が短くなってしまう模様。
そのため、出社して30分ほど充電→休憩時間まで使う→休憩時間中に充電→帰宅まで使うという運用を工夫しないといけなくなっている。じんわりストレス。
■ボリューム調整がない
不便です。
不便です。
不便です。
経過観察
- イコライザをどれにしたらいいのかわからない
- 歩行中や電車内でノイズキャンセリングなどの設定が自動変更されるのが便利かどうかがまだわからない
まとめ
個人的な感想は、『独立型イヤフォン便利。買って良かった。けれど期待していた満足の範囲内だった』。
ソニーそこそこ大好きっ子としては、もっと期待を超えるものになっていてほしかったなぁ、といったところ。